
今週はこれをヨンデミタ!(13)
今週はこちらの本のレビューです。 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん 和氣正幸 通勤途中の駅の雑踏であっても、本好き・本屋好きの人なら、まずこの本を眺めていれば、しばらく周りの喧騒を離れて時を忘れられるはず。 我らが和氣さんの初の著書です!最近の新しい本屋さんの盛り上がりがひしひしと伝わってくる一冊です。本好き・本屋好きの方はぜひ手にとってみてください。 本屋さんに関しては、私も思い入れのあるエピソードがあって、それはレビューに書きました。上のリンクからそちらも読んでみてください。 #読んでみた

今週はこれをヨンデミタ!(12)
今週はこちらの本のレビューです。 女性市場攻略法 生活者市場予測が示す広がる消費、縮む消費 三菱総合研究所 市場データを「女性×年齢×ライフコース」という切り口で読み解く。ライフコースは、ワーキングシングル・DINKS・ワーキングマザー・専業主婦といった区分けで、それぞれに特徴的な市場が形成される。 データブックを眺めるのって楽しいですよね。学校時分も、社会の授業は先生の話を聞いているよりも資料集を眺めている方が好きなクチでした。それでも(それだからか)社会の成績は良かったですよ。 この本では「女性×年齢×ライフコース」という切り口で、三菱総研の研究員のみなさんがデータ解析を行った結果が示されており、この数年で女性による消費活動がどのように変化したかがよく分かる内容になっています。 参考になりますが、やっぱり、自分なりの切り口で生データを眺めている方が楽しかも。 #読んでみた

今週はこれをヨンデミタ!(11)
今週はこちらの本のレビューです。 岩波茂雄――リベラル・ナショナリストの肖像 中島岳志 “リベラリストにしてナショナリスト。100周年を契機に、岩波書店が自ら刊行した創業者の伝記。社内に残されていた膨大な記録を活用し、その実績を丹念に追っている。” リベラリストというと左派、ナショナリストというと右派、という相対するイメージがなんとなく想起されて、最初「リベラル・ナショナリスト」という立ち位置があまりぴんときませんでした。 「人類思想上に現われし種々の代表的思想を忠実に紹介することを以て自分の出版社としての義務と心得居り候」といって、右とか左とか関係なく、戦時下の言論統制にも挫けず、果敢な活動を続けた岩波氏の出版人としての挟持に心打たれました。 #読んでみた