今週はこれをヨンデミタ!(17)
今週はこちらの2タイトルです。
中川政七
代々の家業の話だったり、ある会社の一部署の話だったりするかも知れないが、何らかの伝統を背負っている人は多いであろう。伝統に縛られず、それを活かしてポジティブに仕事をするための刺激を与えてくれる本だ。
私は出版や広告といったジャンルで仕事をしていますが、この業界も大きな変革の時期を迎えていて、良き伝統との間で難しい舵取りが必要な状況です。しかし、私自身もそんな状況を楽しんでおり、著者の考えにとても共感を覚えました。
リチャード・P・ルメルト
「悪い戦略」が採られているケースは、本当に何を成し遂げたいか明確でないのに、戦略だけ立てようとしているケースが多いようだ。
当たり前ですが、これを成し遂げたい、という明確な目標なくして、それを成し得るための戦略は立てようがないわけです。目標を明確にして関係者といかに共有できるかが、良い戦略を立て、それを実際に動かすためにまずは大切なことだと思います。